女性の抜け毛の原因と予防法

髪はどうやって生えてくるの？

抜け毛といえば、男性の悩みというイメージから、最近は女性の抜け毛、薄毛の悩みを抱える方が多くなってきています。

髪は成長期、退行期、休止期というヘアサイクルで成長し、その活動を終えたものは抜け落ちるのが自然です。

成長期の髪　毛根の奥ででスタンバイしていた新たな髪が生まれてきます。新たな髪が寿命を迎えた髪を押し出すように生えてきます。

退行期の髪
2～3週間程度、髪の栄養を供給しなくなって成長が止まってしまう時期です。

休止期
髪の成長が止まった後は、毛根の奥でスタンバイしていた新たな髪に徐々に押し上げられていきます。寿命を迎えた髪はブラッシングの時やシャンプーの時に自然に抜け落ちます。

髪の寿命は4～6年程度、一か月に伸びる髪の長さは約1㎝です。

ホルモンバランスと抜け毛の関係

性ホルモンは男性ホルモンと女性ホルモンがあります。男女に関わらず男性ホルモン、女性ホルモンの両者を持ち合わせているのです。女性ホルモンは卵巣と副腎（腎臓の上に乗っている、豆粒大の臓器）から分泌され、卵巣が暖められると分泌が盛んになります。

女性は更年期になると女性ホルモンの分泌が減少するので、髪を育てる力も少しずつ弱まってくると考えられます。女性ホルモンと関係が深い頭頂部分の毛が痩せていく傾向にあります。

知らないうちに精神的ストレスが溜まって抜け毛の原因に

ストレスには自分で意識しているストレスと、意識していないストレス（潜在意識）の２種類で成り立っています。

そのストレスにより自律神経のアンバランスをもたらした毛細血管を収縮させて毛包などの血流を悪くし円形脱毛症などを起こしやすくなります。

病気などに対する抵抗力、免疫力の低下、食物からの栄養をきちんと摂りこめなくなるなど、このような弊害で抜け毛が進行していくこともあります。ストレスを溜め込まないよう心身ともに健康になればまた髪は生えてくるのです。

髪はストレスに弱いですが、髪の再生能力も非常にすぐれているのです。

髪の成長に睡眠不足は大敵です！

髪の成長は夜間に行われ、昼間は成長しません。昼間は血液が、脳、筋肉、消化器などに多く循環していて、夜間には骨、皮膚に多くの血液が循環し皮膚に十分な血液が流れるため毛の成長が行われるのです。なるべく夜更かしをせず、規則正しい生活を心がけましょう。

十分な睡眠が脱毛を防ぐことになります。眠りの深い方で６時間、眠りの浅い方で８時間は睡眠をとりましょう。

喫煙は抜け毛を促進します

タバコのニコチンは悪玉コレステロールを増やし血管を詰まりやすくします。喫煙時にはごく微量の一酸化炭素を、ごく微量ですが吸い込みます。これは血液中のヘモグロビンと非常にくっつきやすく離れにくい性質を持っていて毛細血管の壁にわずかな傷をつけるのです。

それが繰り返されると毛細血管が硬く、血流が悪くなり、血管を収縮させてしまいます。髪の成長を妨げてしまい抜け毛の原因となります。さらに毛髪に必要なビタミンCを破壊します。

頭皮を傷める毛染めは要注意

化学成分が含まれた毛染め（ヘアカラー）は頭皮への刺激が強く、髪を育てる毛根にダメージを与えてしまい抜け毛を促進してしまうリスクが高いです。化学成分のジアミンが含まれたものはアレルギーを起こすこともあるのです。

白髪が気になるときは化学成分の入っていないものを選びましょう。天然100%ヘナで白髪カバー

抜け毛対策のシャンプー、リンスの選び方

抜け毛の原因の一つに、過度の洗髪により皮膚障害を起こし毛根にダメージを与え正常に毛が生えてこないことがあります。又、フケ、アカによって毛穴を塞ぎそのままでいると、毛穴が閉じてしまいます。

シャンプーは髪、頭皮を清潔にする洗浄剤です。リンスは毛の表面に皮膜を作り毛表面の保護をするものです。

シャンプーやリンスに含まれる石油系の界面活性剤、フケ止め剤が頭皮に残って悪影響を及ぼし抜け毛を促進してしまいます。

厚生省指定成分の入っていないシャンプー、リンスをお使いすることをお勧めします。

頭皮マッサージで抜け毛予防

髪を育てる土台の頭がほどよく柔らかいと髪の成長も促進されます。意外と頭もカチカチに凝っているものです。

頭皮マッサージは頭皮の毛穴の余計な脂分を浮き上がらせることにもなるのです。お風呂に入る30分前位にヘアーオイルを手の平にとって頭皮に馴染ませます。

コツは両方の指の腹で頭をもむようにします、少しずつ場所をずらしながら頭皮全体をマッサージしていきます。
マッサージ時間は5～10分位、血液の循環もよくなりポカポカしてきます。

マッサージ後、少し時間を置いたらお風呂に入ります。洗髪はいつも通り、シャンプーの泡が立ちにくい時は2回シャンプーしてください。髪が元気になりツヤも出てきます。

食事は髪の栄養源です！

ワカメ、昆布を食べていればハゲない？何てよく耳にしませんか？海藻類に特徴的な栄養は、ヨード。確かにこのヨードが不足すると髪のツヤが悪くなりますが、通常の日本人の食事でこれが不足する事はまずありません。

昆布は長くてゆらゆら～していて、ふさふさした黒髪を連想しますが、昆布の根っこと育毛に関わる毛母細胞とは全く別のものと考えて下さい。

ダイエットで急速に体重減少を生じた場合は様々な体重異常と共に、抜け毛も急速に進むこともあります。

髪に必要なタンパク質、ビタミン、ミネラルなどの栄養素をバランスよくとりましょう。

毛を作るのはタンパク質
大豆、豆腐、魚などの良質なタンパク質を十分に摂りましょう。

ビタミンC（みかん、トマトなど）やビタミンE（緑黄色野菜）も同時に摂取すると相乗効果が期待できます。

頭皮を健やかに保つ、天然100％へナは白髪もカバーできます。

さらに髪の悩みについて詳しく知りたい方はこちらをお読みください。

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